「小江戸」川越で祖母をもてなしてみた 後編
↑前編をお先にどうぞ。
喜多院に到着
お腹も膨らませ、ついに「喜多院」に到着しました。
別名川越大師、寺宝もたくさん所要している川越の有名どころの一つです。年中行事も多く、四季折々の行楽客がにぎわうそうです(Wikipediaによると)。
お参りをしていこうと思っていた我々ですが、想像以上の行列。
年始シーズンは過ぎたと思っていましたが、まだまだ賑わいがあります。
僕「お参りしていく?」
祖母「まさか」
事前に人気のない川越八幡宮でお参りを済ませていたことが功を奏しました。行列嫌いの我々は遠くから手を合わせ、次の目的地へ向かうことにしました。
入口には人の像がありました。これが人の像であること以外僕にはわかりません。
時の鐘
次なる目的地は、時の鐘です。川越市のシンボルと呼ばれる時計台ですね。
ここら辺から、町の外観に江戸情緒があふれてきました。小江戸です。
道脇にイタリアの国旗が掲げられていましたが、それ以外は小江戸でした。
最後尾猫
寒太郎
時の鐘、お目見えです。想像以上にただの鐘のある塔でした。
祖母「携帯貸しなさい。写真撮ってあげる」
僕「ほんと? ありがとう!」
優しいおばあちゃんです。iPhoneのカメラを立ち上げ、祖母に渡します。
そして、かっこよくポーズ。
祖母「何処押せばいいの?」
僕「ここ、まるいとこ」
祖母「任せて」
カシシシシシシシシシシシ
僕「すごい連射してる…」
これ結構自信のあるんですが、「お年寄りにiPhoneのカメラを使わせると必ず連射してしまう説」あると思います。
これが撮っていただいた写真です。真ん中下の影の男が僕です。モザイク加工。
さつまいもチップス
もう空腹になったのか、祖母が食べたいと言い出したので想像以上に長いさつまいもチップスを買って一緒に食べました。川越はサツマイモも名産品らしいです。
一口いただくと…
祖母「芋だ」
僕「芋だな」
おいしかったです。
氷川神社
次の目的地、氷川神社に到着。と言っても氷川神社は東京・埼玉近辺に200社ほどあるらしいのでその一つ。
縁結びの神様が有名のようです。運命の赤い糸を購入することができます。
名物は鯛みくじ。おみくじをねじ込まれた大量のコイキングの中から一匹を釣り上げて、今年の運勢を占います。
実は2017年になってからまだおみくじを引いていなかったのでいいチャンスです。
君に決めた。
結果は中吉でした。運勢云々の前に、鯛にねじ込むためにすっごい折りたたまれていたのが気になります。
そういえば人生で一度も大吉を引いたことがありません。
川越城本丸御殿
太陽も夕日に差し掛かり、最終目的地、川越城跡に行きます。
道路のポールが男性用下着を着用していました。
また小江戸ゾーンを離れて、普通の街並みに戻ります。喧噪もなく、のんびりした歩きルートでした。
到着。日本100名城に数えられるお城。その小さな御殿です。
中は土足厳禁だったので、靴を脱いで見学しました。
僕「武士いそうだね~」
祖母「足が冷たい」
冷え性にはきつい城だったようです。
本当に武士がいたので、一緒に写真を撮りました。
菓子屋横丁
見学を終え、今日の旅行プランは終了。あとは駅に歩いて帰るだけなのですが、せっかくなので和菓子屋の立ち並ぶ菓子屋横丁に寄りました。
祖母がまた腹をすかせたので、今度はさつまいもスティックを購入。
選ぶものにバリエーションがない祖母です。
僕「ホクホクしてておいしい!」
祖母「あたぼうよ」
僕「江戸っ子?」
こうして我々は、川越の旅を終え、本川越駅に到着しました。
旅を終えて
僕「今日は楽しかったですか?」
祖母「すっごく楽しかった。もう死んでいいわ」
死なないでください。
うまくもてなせたかはわかりませんでしたが、祖母はご満悦のようで、いい旅だったと思います。
ハプニングもありましたが帰りの時間はそれほど遅くならなかったのでよかったです。
川越は、聞いていた通り江戸情緒あふれる魅力的な町でした。
あなたもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
週末でした。