2週間で英単語を1900語覚えることができたのか。
週末です。
「速読英単語」の見出し語1900語を、2週間で覚えて覚えた量を競うバトルをすることが決まってから、2週間が経ちました。
(ちなみに、見出し語以外の単語も1900語のうちに数えられているので、実際覚えた単語はもっと少ないです。数えるのが面倒くさいので1900語ということにしてますが)
こんな感じで僕は、ふざけつつも少しずつ単語を定着させていきました。
人生で初めて英単語帳に真面目に向き合ったので、非常に疲れました。
わからない単語に付箋を貼っていくという方法を実践した結果、森みたいになりました。指でなぞると非常に気持ちがいいので、勉強してよかったなと思いました。
果たして、僕は1900語という膨大な量の単語を覚えることができたのでしょうか?
コリン君の愛国心あふれる発音は正常になったのでしょうか?
そして、「LINEの一言をメンヘラにする」という罰ゲームを受けることになるのはいったいどちらなのでしようか? 今日、すべてが明らかになります。
英単語暗記量勝負
コリン君とSkypeをつなぎます。2週間ぶりの対面です。
コリン「ついに勝負の時だね」
週末「さっきケンミンSHOW見たら、君の地元でインタビューしてたよ」
コリン「マジか、行ってくるわバイバーイ」
週末「不戦敗になるつもり?」
ケンミンSHOWのインタビューは中継じゃないです。
さっそくやる気が感じられませんね。
ルールは以前と同じです。
お互いに交互に英単語を言い、回答者がその意味を答えます。各10問で、正解数の多いほうが勝利です。
厳正なじゃんけんの結果、コリン君が先に問題を出すことになりました。
勝負開始です!!
1問目
コリン「じゃあ問題出すよー」
週末「おけ。1問目…」
コリン「bush」
週末「『茂み』!!」
コリン「勝てる気がしない」
週末、1問目即答で正解です。序盤で出た単語なので、ちゃんと覚えていました。
意外といけるかも?
週末「じゃあこっちの番。行くよ…」
コリン「はい」
週末「according」
accordingは「according to~ (~によると)」という言い回しが有名すぎるあまり、according 単体の意味は言えないだろうという作戦。
コリン「あー……『一致して』」
週末「マジか。正解」
コリンも正解しやがりました。ここで一点確実に稼ぐつもりだったのに、やられました。同じような作戦で「deal with(対処する)」が有名なdealを出題するつもりでしたが、やめることにしました。
週末「『~によると』って答えるかなって思ったんだけど。according toってよく使うし」
コリン「逆にaccording toってなに?」
週末「嘘だと言ってよ」
2問目
コリン「critical」
週末「『批判的な』」
コリン「あ、はい」
楽勝です。クリティカルって日本でもよく使われている単語ですよね。日本と欧米で意味に違いのある単語は注意です。
週末「行くよー…」
コリン「はい…」
週末「intimate」
コリン「えーーっと……『親しい』」
週末「エェェェナンデワカルノォ(裏声)」
コリン「う゛っしゃあ゛あ゛(野太い声)」
コリン君も正解です。
相手が全然間違ってくれないので緊迫感がすごく、テンションがおかしいことになってきて、ビブラート技術だけで90点台を狙う人みたいな声になりました。
3問目
3問目も両者正解。以前やったときは二人ともバツ印ばかりだったことを考えると、成長が実感できます。
ここらへんで、最初コリン君を舐めきっていた僕は自信を失い、全然いけないと思っていたコリン君は自信に満ち溢れてきました。
週末「コリン、もっとできないと思ってた……」
コリン「俺もそう思ってた」
4問目
コリン「practically」
週末「『ほとんど』」
コリン「おお、正解」
週末「モゥコワイヨォォ」
コリン「オレモコワィョォォ」
4問目も正解しました。practicallyは全然記憶に定着しなかったのを覚えています。覚えにくすぎて逆に印象に残っていたパターンです。
practicallyもそうですが、副詞って覚えにくすぎませんか? 僕が総理大臣になったらまず副詞の数を75%削ります。
週末「行くよー」
コリン「はい」
週末「shortly」
コリン「……え、『短い』?」
週末「チガウッ!!^^^^^^^^^^」
コリン「エエエエエエエエエエエエ」
週末「ウェェェェェェィヤタァァァァァァ」
ついに不正解が出た!!
shortlyは『間もなく』という意味です。『短い』は形容詞なのでshortですね。
やはり副詞は強い。
週末「もうこれは勝ったわ」
コリン「負けた」
一点リードしただけでこの安心感。コリン君のテンションもダダ下がりでした。
そしてこの不正解を皮切りに、一気に差が開いていきます。
5問目
週末「upset」
コリン「あ゛あ゛あ゛あ゛わかんない」
週末「フヒッ(笑)」
6問目
週末「interaction」
コリン「『知事』」
週末「違いまーす!!!」
コリン「え? 知事じゃないのー!?」
週末「知事はgovernorじゃない?」
コリン「あ、違う!! 『知事』じゃなくて『指示』って言ったんだよ」
週末「あ、ごめん聞き間違えた」
コリン「まったくもう」
週末「どちらにせよ違う」
interactionは『知事』でもなければ『指示』でもありませんでした。
コリン君、4,5,6問目と3連続で不正解しました。対して僕はここまで全問正解!
自分でもここまでできるとは思いませんでした。勝利は目前です。
7問目
7問目は両者正解でした。この時点で3点差なので、8問目で僕が正解すれば、その時点で僕の勝利が確定します。
コリン「3問続けて間違えてくれない?」
週末「要求がダイレクトすぎる」
コリン君の出題は…
コリン「grocery」
週末「『日用品』!!!!!!」
コリン「正解……………」
週末「うおおおおおおお!!!!」
英単語暗記バトル、僕の勝利に決定です!!
ラッキーなことに、groceryはバトル当日に舐めるように見ていたので楽勝でした。
バトル終了
一応お互い10問目までやりました。全問正解できなかったのが少し残念。
結果はコリン君が6.5点(10問目は伝達ミスが発生したため、間を取って0.5点)、僕が9点で、僕の勝ちでした。
前回の戦績。今回に比べるとボロボロ。
今回は飛び切り難しい単語をチョイスしたのにも関わらず、二人とも点数が大きくアップしています。2週間の準備期間での猛勉強が、実りあるものだったことがわかりますね。
これからも頑張ろう
努力の甲斐あり、何とか勝利を収めることができました。
しかし、今回覚えた単語を長期的に記憶するには、今のままの暗記ではまだ不十分です。繰り返し本を読んで、脳に定着させていく必要がありますね。気を抜いてはいられません。
友達と競い合うことは、思ったよりもモチベーションにつながりました。罰ゲームを設定することで、逃げ場をなくす戦法。これは絶対勉強に活用できます。
しんどかったけれど、有意義な2週間を過ごせました。今回のバトルで学んだことを生かして、これからの受験勉強を頑張っていきたいと思います。
皆さんもぜひ、お友達と競いながら、高めあってみてはいかがでしょうか。
罰ゲーム
コリン君のLINEの一言。
下にスクロールしていくと……
週末「一体誰に会いたいのかなあ」
コリン「つらい」
週末でした。